Home/2型糖尿病心不全の予防に向けた取り組み ~JCS/JDS合同コンセンサスステートメントの実践~ のために~

2型糖尿病心不全の予防に向けた取り組み ~JCS/JDS合同コンセンサスステートメントの実践~ のために~

Diagnostics Insights
Expert Opinion

Key Takeaways

  • 糖尿病は心不全の強いリスクである一方で、糖尿病患者の心機能低下はその多くが無症候性のため早期発見が困難です。
  • 日本糖尿病学会と日本循環器学会の合同ステートメントでは、糖尿病患者の心不全スクリーニング検査のために、BNPまたはNT-proBNPを年に一度定期的に測定することを推奨しています。
  • ナトリウム利尿ペプチドの測定は、糖尿病患者の心機能を評価するために定期的に実施するべき検査の一つです。この検査は採血のみで実施できるため、日常診療で簡単に実施することができます。
  • "糖尿病患者における心不全の早期発見・早期予防のために、BNP 40pg/mL、NT-proBNP 125 pg/mLの値が重要です。 この値以上の糖尿病患者さんは軽症の心不全である可能性があるため、SGLT2阻害薬を優先的に使用するか、心エコーなどの心臓の精査を進めることを推奨します。"

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糖尿病心不全における慢性心不全の特徴、現状と重要な臨床課題について教えてください。

まず、糖尿病と心不全は非常に密接な関係にございます。 スライドに示しますように、実は糖尿病は、高血圧よりも強い心不全のリスクであることが示されております。 さらにこのスライドは、日本における心不全レジストリーの糖尿病患者さんの割合を示しておりますが、どのレジストリーにおきましても30%以上の心不全の方が糖尿病を合併しております。 このように、糖尿病と心不全は非常に密接な関係がございます。 ただ、多くの患者さんが実は無症候性なのです。 私たちは、外来患者さん、あるいは入院患者さんにおきまして、全例に心エコーを施行しております。 そうすると、糖尿病患者さんの約20%に無症候性の心機能低下を認めております。 これは無症候性ですので、なかなか気付くことができないという問題がございます。 しかしながら、通常、糖尿病外来ではこのように心エコーを撮ることは恐らくないであろうし、ナトリウム利尿ペプチド、例えばNT-proBNPなどのようなものを定期的に測定することも、今ほとんど行われていないのではないかと思われます。 一方で現状では、さまざまな大規模試験から、軽症あるいは無症候性の心機能低下におきましても、SGLT2阻害薬が非常に効果があり、それによって心不全の予防ができることが明らかになりました。 ここに示しますように、心不全は、いったん発症してしまうと致死的で、予後不良の疾患です。 ステージA、Bは症状はありませんが、ステージCからは症状が出ておりますとそのまま心不全に進行して、やがて死に至ってしまいます。 そこで、先ほどのSGLT2阻害薬をステージA、Bの無症候性の段階にもし使うことができれば、心不全発症を抑制することができます。 これらの背景から、次に示しますように、日本糖尿病学会と循環器学会では、合同で糖尿病患者さんにおける定期的な心不全スクリーニング検査として、コンセンサスステートメントを発表いたしました。 このステートメントでは、年1回、胸部X線や心電図とともにBNPあるいはNT-proBNPを測定して、定期的な心不全のスクリーニング検査を行うことを推奨しております。

糖尿病患者における心不全予防の課題を、糖尿病診療の中でどのように解決できるか教えてください。

糖尿病の先生も非常に今、心不全を理解されているので、いわゆる第7の合併症として定期的な検査が行われていくのではないかと期待しております。 従来糖尿病の外来では、網膜症や腎症といった合併症については定期的な検査が行われてまいりました。 これと同様に今後、糖尿外来やクリニックにおいて、心不全について、あるいは心機能について、定期的に検査することが推奨されております。 糖尿病患者さんを診察する医師が、例えば今までは腎症や網膜症といった他の合併症については定期的な検査を行っていましたが、これと同様に心不全について、定期的に例えばナトリウム利尿ペプチドの測定などの検査を行い、先ほどのステージA、Bの無症候性心機能低下の段階からSGLT2阻害薬を投与し早期に介入すること、あるいは、もし症状が出るとステージCになりますので、この段階で速やかに循環器専門医に紹介することで、心不全の悪化を抑制することが可能になると思われます。 こういったことは今後、高齢化社会のわが国で心配されている心不全パンデミックを抑制する上でも、非常に意義が大きいかと思います。

糖尿病医にとってナトリウム利尿ペプチドの測定はどのような価値があるか教えてください。

はい。このコンセンサスステートメントは、年1回、定期的に糖尿病患者さんのBNPあるいはNT-proBNPを測定することが推奨されております。 心エコーを通常のクリニックで行うことはなかなか難しいのですが、これらの検査は採血のみですので、通常のクリニックでも容易に行えます。 特にNT-proBNPの方は通常の生化学検査と一緒に行いますので、採血管も1本で済みますし、採血量も少なくて済みます。 こういった利点があるのではないかと思います。 例えばクリニックで診察室に入ってきたときに少し動いていると息切れがしているとか、あるいは夜間に頻尿があるのは、実は糖尿病の症状ではなく、先ほどのナトリウム利尿ペプチドが心機能低下によって上がっているために夜間頻尿になっている場合もございますので、こういった症状を早く見つけてあげることが重要ではないかと思っております。 先に述べたように、実は糖尿病患者さんの一定数に無症候性の心機能低下を認めておりますので、その早期発見のためにはナトリウム利尿ペプチドを測定して、高値の場合は先ほど申しましたように糖尿病治療薬のうちでもSGLT2阻害薬を優先的に使用するという、いわゆる薬剤選択の根拠としてもこの検査は重要かと思います。 ただし、このフローチャートに示しておりますように、複数の項目が陽性である、すなわち何らかの症状がある、あるいは心電図異常、それから胸部X線の異常、そしてBNPが100pg/mLまたはNT-proBNPが400pg/mLを超えるといった場合、既に心不全のステージC、Dの可能性がございます。 先ほど申しましたように、このステージは非常に予後が不良ですので、速やかに循環器専門医に紹介する必要があります。

糖尿病医はナトリウム利尿ペプチドのカットオフ値をどのように解釈して使用するべきか教えてください。

“実際にこのナトリウム利尿ペプチドをどのように使うかということですが、このスライドは日本心不全学会が示すガイドラインです。 BNPあるいはNT-proBNP値のカットオフを示しております。 ここにあります薄いオレンジ色で示されるBNP 40pg/mL、NT-proBNP 125pg/mL以上では、既に軽症の心不全の可能性がございます。 従いまして、このような糖尿病患者さんにおきましては、早めに循環器専門医を紹介して心エコーなどの精査を進めるか、あるいは先ほど申しましたように、SGLT2阻害薬を優先的に使用することは、心不全発症予防のためにも有用かと思います。 早期発見、早期予防のために、このBNP 40pg/mL、NT-proBNP 125pg/mLを目安とすべきだと思います。”

糖尿病患者の心不全予防のためにナトリウム利尿ペプチド検査を定期的に測定すべき患者の特徴を教えてください。

“私たちは、私たちの外来患者さんあるいは入院患者さんにおきまして、全例に心エコーを行っております。 その結果から、どういった患者さんが先ほど申しました無症候性の心機能低下を起こしているかということを、通常の臨床的な症状・検査から分からないかということで、さまざまな研究を行っております。 その中で、次に示しますような臨床的特徴を持つ患者さんは、心不全のハイリスク患者さんですので定期的なナトリウム利尿ペプチドの測定が強く推奨されます。 まず一つ目は、高齢の方(65歳以上の方)です。 それから女性の方です。 それから糖尿病の罹病期間が15年を超える方。 そして高血圧、虚血性心疾患を既にお持ちの方。 それから定期の心電図で左心肥大、それから左房負荷所見がある方。 通常はサイナスなのですが、発作性心房細動の既往のある方も、左房負荷がかかっている可能性がありますので、ナトリウム利尿ペプチドを測った方がいいと思います。 それから、いわゆる脈波ですね。 PWVが非常に高値である。 大体1700を超えている方はリスクがあると出ております。 それから、CKDですね。 eGFRが60未満の方は私たちの調査でも心不全のハイリスクですので、ぜひ定期的にナトリウム利尿ペプチドを測定していただきたいと思います。 またこの心不全患者さんの特徴として、拡張不全が多いのです。 高血圧の患者さん、それからCKDの患者さん、そして動脈硬化の患者さん、この三つの状況がそろうと拡張不全の患者さんが非常に増えますので、この三つについてはぜひ注目していただきたいと思います。 さらに、この三つは通常の日常臨床でも普段から検査されていると思いますので、こういった方についてはぜひナトリウム利尿ペプチドを測定していただきたいと思っております。”

糖尿病患者においてナトリウム利尿ペプチド検査の定期的な測定の重要性について教えてください。

“糖尿病の合併症として心機能低下を見ていくために、例えば腎症でしたら6カ月に1回アルブミン尿を調べる、あるいは網膜症でしたら眼科を受診するといった定期的な検査の中に、このナトリウム利尿ペプチドの測定を定期的に入れていくことが必要だと思います。 それは二つの理由がございまして、一つはやはり急に悪くなる患者さん、特に高齢の方ですね、ハイリスクの方は急に悪くなることがありますので、通常のNT-proBNPの値を知っておくことによって急性期の評価ができるという利点がございます。 二つ目は、私はいわゆる腎症と同じような捉え方ができるのではないかと考えております。 例えば糖尿病性腎症ですと、ステージ1、2、3ということで、尿中のアルブミン量は段階的に上がっていくという評価をしておりますが、実はそれと同様なことができるのではないかと期待しております。 例えば、先ほど申しましたNT-proBNPが125pg/mLの段階からステージ2、400pg/mLを超える段階からステージ3のような形で捉えることができます。 すなわち、悪いときだけ測定するのではなく定期的に測っていくことで、連続的なNT-proBNPの変化を捉えて、悪化していることを先生のみならず患者さんも実感できるのではないかと期待しております。”

Home/Heart Failure Prevention in T2DM – Essence of JCS/JDS joint consensus

Heart Failure Prevention in T2DM – Essence of JCS/JDS joint consensus

Diagnostics Insights
Expert Opinion

Key Takeaways

  • Early detection of HF in diabetic patients is difficult as these patients have a high probability for asymptomatic cardiac dysfunction.
  • The Japan Diabetes Society and the Japanese Circulation Society recommends regular measurement of BNP or NT-proBNP, along with chest X-ray and electrocardiography, to detect heart failure in high-risk diabetic patients.
  • The measurement of natriuretic peptide levels should be part of regular tests to monitor the cardiac function in people with diabetes. The tests involve simple blood sampling and hence can be easily implemented in routine care.
  • Early referral to cardiologists combined with detailed examination using echocardiography, can help prevent heart failure. In such patients, the use of SGLT2 inhibitors should be given priority.

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What are the unmet needs of heart failure in diabetic patients?

First of all, diabetes is closely associated with heart failure. As shown in this slide, diabetes is a stronger risk factor for heart failure than hypertension. This slide also shows the proportion of diabetic patients in Japanese heart failure registries. It shows that more than 30% of patients with heart failure have comorbid diabetes. These data demonstrate that diabetes and heart failure are very closely related. However, the majority of such patients are often asymptomatic. In our clinical study, we performed echocardiography on all of our outpatients and inpatients with diabetes. We discovered that approximately 20% of the patients were found to have asymptomatic cardiac dysfunction. As the condition is asymptomatic, it is hard to diagnose except for echocardiography. That is the major problem. However, I think echocardiography is not usually performed in diabetic outpatient care, and also, the measurement of natriuretic peptide levels, for example NT-proBNP level, is now scarcely measured at regular intervals. Meanwhile, various large clinical studies recently demonstrated that SGLT2 inhibitors are highly effective for the prevention of heart failure. As shown here, heart failure is fatal once developed, and the prognosis is poor. In stages A and B, no symptoms are seen, but from stage   C, symptoms develop and usually progress onto heart failure, and eventually result in death. If the SGLT2 inhibitor is used in asymptomatic stages A and B, the development of heart failure can be suppressed. Based on current information, the Japan Diabetes Society and the Japanese Circulation Society jointly published a consensus statement on a regular screening test for heart failure in diabetic patients, as I show you now. In this statement, a regular screening test for heart failure is recommended by annual measurement of BNP or NT-proBNP, along with chest X-ray and electrocardiography.

 

What needs to be done to overcome the current challenges in Heart Failure prevention in T2DM?

Diabetologists now understand the risk of heart failure, and I expect that regular testing will be performed for heart failure as a common diabetic complication. Diabetologists have been regularly performing tests for diabetic complications such as nephropathy and retinopathy. Similarly, regular testing for heart failure or cardiac function is recommended in diabetic outpatient care. If diabetologists similarly perform regular tests for heart failure, for example measurement of natriuretic peptide, and perform early intervention with SGLT2 inhibitors for asymptomatic cardiac dysfunction at stage A or B or, promptly refer to cardiologist for any symptoms at stage C, it will help prevent the deterioration of heart failure. These measures would be very meaningful in addressing and hopefully preventing the heart failure pandemic that is of great concern in the future aging society in Japan.

What is the value of measuring natriuretic peptide in T2DM for a diabetologist?

In this consensus statement, it is recommended to regularly perform measurement of BNP or NT-proBNP level in diabetic patients on an annual basis. While echocardiography is quite difficult to perform at usual clinic settings, these tests require blood sampling only and can be performed easily in routine care. Especially, measurement of NT-proBNP level is performed with usual biochemical tests, so it will require only one blood sampling tube and small amount of blood. I think these are the benefits. For instance, shortness of breath with a short walk into the clinic, or nocturia, are not the symptoms of diabetes but may be because of the increase in natriuretic peptide level due to cardiac dysfunction. Therefore, I believe it is important to find these symptoms as early as possible. As I mentioned earlier, asymptomatic cardiac dysfunction is seen in a certain number of diabetic patients actually, and measurement of natriuretic peptide levels is important for early detection of such patients. If the measured levels are high, it is also important as a rationale for selection of drugs, that is, giving priority to use SGLT2 inhibitors for the treatment of diabetes. As shown in this flowchart, if multiple positive test results are seen, such as any symptoms, abnormal electrocardiography or chest X-ray results, and the BNP level exceeding 100 pg/mL or NT-proBNP level exceeding 400 pg/mL, the patient may already have Stage C or D heart failure. As I mentioned before, patients at these stages have a very poor prognosis, so they should be promptly referred to cardiologists.

How should clinicians interpret natriuretic peptide cut-offs in T2DM?

Regarding actual use of the natriuretic peptide levels, this slide shows the guideline by the Japanese Heart Failure Society. The BNP level of more than 40 pg/mL and NT-proBNP level of more than 125 pg/mL shown in pale orange here show that the patient may already have mild heart failure. Therefore, for these diabetic patients, early referral to cardiologists for detailed examination with echocardiography, etc., or, as I mentioned before, giving priority to the use of SGLT2 inhibitors, may be useful for prevention of heart failure. For early detection and early prevention of heart failure, the BNP level of 40 pg/mL and NT-proBNP level of 125 pg/mL should be used as a guide.

Which patient type should undergo regular measurement of natriuretic peptide testing for heart failure prevention?

As I mentioned before, for clinical study, we perform echocardiography in all of our diabetic outpatients and inpatients. Based on the results, we evaluate how to identify the patients with asymptomatic cardiac dysfunction from the clinical characteristics. And we found that the patients with the following clinical characteristics have high risk of heart failure and thus regular measurement of natriuretic peptide levels is strongly recommended. First is elderly patients (65 years or older). Next is female patients. And, patients with the disease duration of more than 15 years. And, patients who already have hypertension and ischemic heart disease. And then patients with left ventricular hypertrophy and left atrial overload found at regular electrocardiography. Those who have a history of paroxysmal atrial fibrillation may also have left atrial overload, so the natriuretic peptide levels should be measured. And, patients with so-called pulse wave. And, patients who have very high pulse wave velocity (PWV). I think those who have a PWV exceeding 1700 usually are at risk. And, patients with chronic kidney disease (CKD). The patients with eGFR of less than 60 are at high risk of heart failure in our study, so we strongly recommend them to undergo regular measurement of natriuretic peptide levels. Many patients characteristically have diastolic cardiac dysfunction preserved ejection fraction. Hypertension, CKD, and also arteriosclerosis are risk factors for heart failure preserved ejection fraction. So, these conditions should be carefully monitored. In addition, the natriuretic peptide levels should be measured in patients with these conditions.

How frequently should natriuretic peptide testing be done?

In order to monitor decrease in cardiac function as a complication of diabetes, the measurement of natriuretic peptide levels should be added to regular tests, just as we perform albuminuria test for nephropathy once every 6 months, or ophthalmological test for retinopathy regularly. There are two reasons. One is that there are patients whose symptoms worsen rapidly. In high-risk patients, especially elderly patients, the symptoms could rapidly deteriorate. So it would be beneficial to have the usual NT-proBNP level for evaluation in the acute phase. Another reason is something like the same in the case of nephropathy, I think. For instance, in the case of diabetic nephropathy, as the disease progresses from Stage 1 to 2 and 3, urine albumin level increases gradually. I expect a similar evaluation can be made in the case of heart failure. For example, the NT-proBNP level of more than 125 pg/mL can be defined as Stage 2, and the level of more than 400 pg/mL as Stage 3. In other words, if the NT-proBNP level is measured not only in symptomatic stages but at regular intervals, the change in NT-proBNP level over time can be perceived and any deterioration would be realized before symptomatic cardiac dysfunction.

Home/제2병 당뇨병에서의 심부전 예방 – JCS/JDS 공동 합의문의 핵심

제2병 당뇨병에서의 심부전 예방 – JCS/JDS 공동 합의문의 핵심

Expert Opinion
진단 인사이트

Key Takeaways

  • 당뇨병 환자들은 무증상 심장 기능장애가 있을 확률이 높기에, 이 환자들에서 심부전을 조기 발견하기는 쉽지 않습니다.
  • 일본 당뇨병학회와 일본 순환기학회는 고위험 당뇨병 환자들에서 심부전을 발견하기 위해 흉부 X-선, 심전도와 함께 BNP 또는 NT-proBNP의 정기적 측정을 권장합니다.
  • 나트륨이뇨 펩티드 수치 측정은 당뇨병 환자의 심장 기능을 모니터링하는 정기 검사의 일부여야 합니다. 이 검사는 간단한 혈액 검체 채취로 실시할 수 있기에, 통상적인 진료 과정에서 쉽게 실행할 수 있습니다.
  • 심초음파검사를 사용한 상세한 검사와 함께 조기에 심장전문의에 치료를 의뢰하여 심부전을 예방할 수 있습니다. 당뇨병 환자들에서 SGLT2 억제제 사용을 우선시해야 합니다.

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당뇨병 환자들에서 심부전 관련하여 충족되지 않는 니즈는 무엇이 있습니까?

먼저, 당뇨병은 심부전과 밀접한 관련이 있습니다. 이 슬라이드에서 볼 수 있는 바와 같이, 당뇨병이 고혈압보다 심부전의 보다 강력한 위험 요인입니다. 이 슬라이드는 또한 일본 심부전 레지스트리에서 당뇨병 환자 비율을 보여줍니다. 이는 심부전 환자들의 30% 이상이 당뇨병을 함께 앓고 있음을 보여줍니다. 이러한 데이터는 당뇨병과 심부전이 매우 밀접한 관련이 있음을 보여줍니다. 그러나 대부분의 이러한 환자들은 종종 무증상입니다. 저희 임상시험에서는 당뇨병을 앓고 있는 모든 외래 및 입원 환자들에서 심초음파검사를 실시했습니다. 약 20%의 환자들에게 무증상 심장 기능장애가 있음을 발견했습니다. 상태가 무증상이기에, 심초음파검사 없이는 진단하기 어렵습니다. 이것이 주요 문제입니다. 그러나 제가 생각하기에 당뇨병 외래 진료에서 보통 심초음파검사는 실시하는 경우가 많고, NT-proBNP 수치와 같은 나트륨이뇨 펩티드 수치를 정기적으로 측정하는 경우도 현재로서는 드뭅니다. 한편, 최근 다수의 대규모 임상시험에서 최근 SGLT2 억제제가 심부전 예방에 매우 효과적임이 밝혀졌습니다. 여기서 볼 수 있는 바와 같이, 심부전은 일단 발병하면 치명적이고 예후가 좋지 않습니다. A기와 B기에서는 증상이 나타나지 않지만,  C기부터 증상이 발생하여 보통 심부전으로 진행되며 결국 사망을 초래합니다. 무증상성 A기와 B기에서 SGLT2 억제제를 사용하면, 심부전 발생을 억제할 수 있습니다. 현재 정보에 기반하여 일본 당뇨병학회와 일본 순환학회는 지금 보여드리는 바와 같이 당뇨병 환자들의 정기적인 심부전 선별검사에 대한 공동 합의문을 발표했습니다. 이 합의문은 흉부 X-선, 심전도와 함께 매년 BNP 또는 NT-proBNP 측정으로 심부전에 대한 정기적인 선별검사를 권장합니다.

제2형 당뇨병에서 현재의 어려움을 극복하기 위해서는 어떤 노력을 해야 할까요?

이제 당뇨병 전문의들은 심부전의 위험을 이해하고 있으며, 따라서 저는 이제 일반적인 당뇨병 합병증인 심부전에 대해 정기적인 검사가 이루어질 것으로 기대합니다. 당뇨병 전문의들은 신장병증, 망막병증과 같은 당뇨병 합병증에 대한 검사를 정기적으로 실시해왔습니다. 이와 마찬가지로 당뇨병 외래 환자 관리에서도 심부전 또는 심장 기능에 대한 정기적인 검사가 권장됩니다. 당뇨병 전문의들이 심부전 검사(예, 나트륨이뇨 펩티드 측정)를 정기적으로 실시하고, A기 또는 B기에서 무증상 심장 기능장애에 대해 SGLT2 억제제로 조기 중재를 실시하거나 C기에서 일체의 증상에 대해 심장전문의에게 즉시 의뢰한다면, 심부전 악화를 예방하는 데 도움이 될 것입니다. 이러한 조치는 일본의 향후 고령화 사회에서 큰 우려로 대두된 심부전 대유행에 대처하고 희망컨대 이를 예방하는 데 큰 의의가 있을 것입니다.

당뇨병 전문의에게 제2형 당뇨병에서 나트륨이뇨 펩티드 측정의 가치는 무엇입니까?

이 합의문에서는 당뇨병 환자들에서 BNP 또는 NT-proBNP 수치를 매년 정기적으로 측정할 것을 권장합니다. 심초음파검사는 일반적인 병원 환경에서 실시하기 매우 어려운 반면, BNP 또는 NT-proBNP 검사는 혈액 검체 채취만으로 실시할 수 있으며 통상적인 진료 과정에서 쉽게 실시할 수 있습니다. 특히, NT-proBNP 수치 측정은 일반적인 생화학 검사로 실시하기에, 혈액 검체 채취 튜브 하나와 소량의 혈액만이 필요합니다. 이러한 간편함이 혜택이라고 생각합니다. 예를 들어, 병원으로 짧은 거리를 걸을 때 발생하는 숨가쁨 또는 야뇨증은 당뇨병의 증상이 아니라, 심장 기능장애로 인한 나트륨이뇨 펩티드 수치 증가 때문일 수 있습니다. 따라서 이러한 증상을 가능한 조기에 찾는 것이 중요하다고 생각합니다. 앞서 언급한 바와 같이, 무증상성 심장 기능장애는 특정 수의 당뇨병 환자들에서 실제로 관찰되며, 나트륨이뇨 펩티드 수치 측정은 이러한 환자들의 조기 발견에 중요합니다. 측정한 수치가 높은 경우, 당뇨병 치료에 SGLT2 억제제 사용을 우선시하는 것과 같이 약물 선택의 이론적 근거로도 중요합니다. 이 흐름도에서 볼 수 있는 바와 같이, 증상, 비정상 심전도 또는 흉부 X-선 결과, 100 pg/mL를 초과하는 BNP 수치 또는 400 pg/mL를 초과하는 NT-proBNP 수치와 같은 여러 양성 검사 결과가 관찰되는 경우, 환자에게 이미 C기 또는 D기 심부전이 있을 수 있습니다. 앞서 언급한 바와 같이, 이러한 병기의 환자들은 예후가 매우 불량하기에, 즉시 심장전문의에게 의뢰해야 합니다.

임상의들은 T2DM에서 나트륨이뇨 펩티드 판정기준치를 어떻게 해석해야 합니까?

나트륨이뇨 펩티드 수치의 실제 사용과 관련하여, 이 슬라이드는 일본 심부전학회의 지침을 보여줍니다. 여기에 옅은 주황색으로 표시된 40 pg/mL를 초과하는 BNP 수치와 125 pg/mL를 초과하는 NT-proBNP 수치는 환자에게 이미 경증 심부전이 있을 수 있음을 보여줍니다. 따라서 이러한 당뇨병 환자들의 경우, 심초음파검사 등의 상세 검사를 위해 심장전문의에게 조기에 의뢰하거나, 앞서 언급한 바와 같이 SGLT2 억제제 사용을 우선시하는 것이 심부전 예방에 유용할 수 있습니다. 심부전의 조기 발견과 조기 예방을 위해, 40 pg/mL의 BNP 수치와 125 pg/mL의 NT-proBNP 수치를 안내 지침으로 사용해야 합니다.

심부전 예방을 위해 나트륨이뇨 펩티드를 정기적으로 측정하는 검사를 받아야 하는 유형의 환자들은 누구입니까?

앞서 언급한 바와 같이, 임상시험을 위해 모든 당뇨병 외래 및 입원 환자들에서 심초음파검사를 실시하고 있습니다. 그 결과에 기반하여, 임상 특징에 기반하여 무증상 심장 기능이상 환자들을 식별하는 방법을 평가합니다. 다음과 같은 임상 특징을 가진 환자들이 심부전 위험이 높음을 발견했기에, 이들의 나트륨이뇨 펩티드 수치를 정기적으로 측정할 것을 강력히 권장합니다. 첫째는 노인 환자(65세 이상)입니다. 다음은 여성 환자, 당뇨병력이 15년이 넘는 환자, 이미 고혈압과 허혈성 심장 질환이 있는 환자, 정기 심전도에서 발견된 좌심실 비대와 좌심방 과부하가 있는 환자입니다. 발작성 심방 세동 병력이 있는 환자들은 좌심방 과부하도 있을 수 있기에, 나트륨이뇨 펩티드 수치를 측정해야 합니다. 다음으로 소위 맥박파가 있는 환자, 매우 높은 맥박파 속도(PWV)가 있는 환자입니다. 1700을 초과하는 PWV가 있는 환자들은 보통 위험하다고 생각합니다. 다음으로 만성 신장 질환(CKD) 환자입니다. eGFR이 60 미만인 환자들은 임상시험에서 심부전의 위험이 높기에, 나트륨이뇨 펩티드 수치를 정기적으로 측정하는 것이 강력히 권장됩니다. 많은 환자들은 특징적으로 박출률 보존 이완기 심장 기능장애를 보입니다. 고혈압, CKD, 동맥경화증도 박출률 보존 심부전의 위험 요인입니다. 따라서, 이러한 상태를 주의 깊게 모니터링해야 합니다. 또한 나트륨이뇨 펩티드 수치는 이러한 상태가 있는 환자들에서도 측정해야 합니다.

나트륨이뇨 펩티드 검사 빈도는 어느 정도가 적절할까요?

당뇨병 합병증으로서의 심장 기능 감소를 모니터링하기 위해, 6개월마다 1회 신장병증에 대한 알부민뇨 검사를 실시하거나 정기적으로 망막병증에 대한 안과 검사를 실시하는 것과 마찬가지로, 정기 검사에 나트륨이뇨 펩티드 수치 측정을 추가해야 합니다. 이에는 두 가지 이유가 있습니다. 하나는 증상이 빠르게 악화되는 환자들이 있기 때문입니다. 고위험 환자들에서, 특히 노인 환자들에서 증상은 급속히 악화될 수 있습니다. 따라서 급성 단계에서의 평가를 위해 평상시 NT-proBNP 수치가 있다면 도움이 될 것입니다. 또 다른 이유는 신장병증의 경우와 동일합니다. 예를 들어, 당뇨병성 신장병증의 경우 1기에서 2기, 3기로 질병이 진행됨에 따라, 소변 알부민 수치가 점진적으로 증가합니다. 심부전의 경우에도 유사한 평가를 실시할 수 있을 것으로 예상합니다. 예를 들어, 125 pg/mL를 초과하는 NT-proBNP 수치는 2기로, 400 pg/mL를 초과하는 수치는 3기로 정의할 수 있습니다. 다시 말해, 증상성 단계에서뿐만 아니라 정기적인 간격으로 NT-proBNP 수치를 측정하는 경우, 시간의 경과에 따른 NT-proBNP 수치 변화를 인지하고 증상성 심장 기능이상이 나타나기 전 악화를 파악할 수 있을 것입니다.